平和都市モンゴリアンダイナマイト

映画の感想を1割と自分語り9割なので評価の参考にはなりませんが、読んで欲しい。 致命的ネタバレはしないように気をつけてます

ドライヴ(2011)

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裏の世界でも表の世界でも天才的ドライブセンスで仕事を請け負う孤独な男ライアン・ゴズリングが悪い奴らに目をつけられた3人家族と出くわし、戦いに身を投じる

 

この映画は洒落てるし過激だし、視聴者に対して良い距離感で接してくるから見ていて気分がいい。大好き。

 

初めて見たのは大学のいつだったか、結構最近。人に勧められた。

 

人に勧められて映画を見るというのはなかなか難易度が高い。

勧められるタイミングが例えばゲオかツタヤで映画を選んでる最中だったりすればいいんだけど、家でごろ寝しながらスマホいじってる時にオススメされるとまあ見るまでの壁が厚い。

 

しかしそんな壁を乗り越えて見たのがこのドライヴだ。

勧めてきた男は俺と同い年なので多分いまは22歳か23歳。高校生の頃にツイッターで知り合って仲良くなった。名前をN.Oとする。彼は特別映画観賞が趣味ではないが、リア友に家にミニシアターを持つ怪人映画男がいるらしい。

つまり、彼の感性は信頼できるってことだ

 

(?)

 

いや、まあ、普通に仲良いしオススメされた映画見ようと思って見た。映画を他人からオススメされてそれを本当に見るかどうかって、作品そのものなんかより進めてきた奴が好きかどうかですもんね。

 

で、ドライヴをレンタルで見たんですけど、当時僕はレンタル返却期限残り1日なのに全然眠くて眠くて、あーもう、まともに見れないけど今見ねえとダメだ、見るか!って感じで見たんです。当然途中で寝てそのまま返却。

そのことをなぜか律儀にN.Oに伝えると、もう一度見ろとのこと

僕は彼が好きなのでもう一度見た。まあーそれはそれは面白かった。

 

ライアン・ゴズリング、最近本当に人気よね。みんな褒めちゃって。なによ

 

なんて思ってたけど本当に俳優として優れてるなって思った。ほとんど喋らないし、この映画は人間が何もしていない状態から何かをするために動き出すまでの「間」をガンガン映すんだけど、それも全部見応えがある。多分それはライアン・ゴズリングがすごい俳優だからってのもあるんだと思う。

とにかく凄い。

凄い…

魅力満点。凄い。

案の定N.Oも生まれ変わったらライアン・ゴズリングになりたいとかツイートしてる。俺もライアン・ゴズリングになりたいとまでは思わないけど、わかる。

 

その後ドライヴという作品がめちゃ好きになった俺は、この映画を中古ショップで漁って買い、いつでも見れるようにしたし、N.Oが次にオススメしてきた「ジャンゴ」(タランティーノのやつ)、「ガタカ」「オンリーゴッド」と見ていった。

見たらすぐにN.Oに感想を送ったり聞いたりした。映画好き的には理想的って感じのコミュケーションで、本当に楽しかった。

 

だからさN.O、いまはアカウント消えちまってるけど、また帰ってきて俺と遊んでくれよな。

 

他人からの映画のオススメを見るという行動は、映画をただ見る以上の楽しさがあるんだなってな感じた。まあそれでも未だにハードルは高いと思うんだけどね。