平和都市モンゴリアンダイナマイト

映画の感想を1割と自分語り9割なので評価の参考にはなりませんが、読んで欲しい。 致命的ネタバレはしないように気をつけてます

ゼイリブ(1988)

f:id:abaransyu:20180918010646j:image

 

貧困層の肉体労働者が怪しげな秘密集会の会場で見つけたサングラスをかけたら街に潜む宇宙人が見えるようになり、バトルする話

 

短絡的で突拍子も無い展開を本当に実行していく作品で、終始やってることが雑なんだけど全部楽しく作用してる映画。何度も見てしまう。

 

ゼイリブのソフトは2014年の再販までプレミアが付いていて手が出せなかった。再販してくれてありがとうTCエンタテイメント。

 

俺は1996年生まれだからテレビでゼイリブみたいなフワッフワの映画を流してるのを見たことがない。でも俺が生まれる少し前はずーっと映画がやってた…んですよね?いいなあいいなあ

 

俺が映画好きになったのは高校1年の頃で、唐突にティムバートンのバットマンを見たくなってソフトを小遣いで買ったのが始まりだとおもう。

ジャッキーチェンのカンフー映画は以前から好きだったけど、映画という枠組みで好きになったのは高校1年生。

以降ゲオでカードを作り、レンタルを繰り返し、その後はソフト購入男になった。

 

同年代かそれ以下の初対面奴に自己紹介などの機会で「趣味は映画」と言うと十中八九会話が発展しない。

 

「質問はありますか?」「最近の映画でオススメはなんですか?」

「えーと、シンゴジラです。」「へー、ありがとうございます」

 

野球とかサッカーが好きじゃなくてごめんな、スポーツもやってないしゲームもアニメも大した知らないし、漫画はキン肉マンしか読んでないんだ…

最近趣味は料理って答えて得意料理とか喋ったあと、最後に「あと映画です」って言うようにしてる。

多分10年くらい前なら割と話は発展したのではないか、20年前ならすごく発展したんじゃないか

 

バイトで自分の倍くらいの歳の人たちと会話するタイミングがあるんだけど、趣味で映画っていうとウケが良い。真田広之、ハリソンフォード、リバーフェニックスなどでオッサンや主婦の方とも簡単に会話に花が咲く。

3か4倍くらいの歳の人にもウケがいい。嵐寛寿郎市川雷蔵、アランドロンの話を延々とキャッチボールしてくれる。

 

ゼミの先生も50代で映画が好きだった。男はつらいよシリーズの良さばかり語って自分に合わない映画を馬鹿にするタイプの人だったからあんまりその人との映画トークは好きじゃなかったけど話が通じるのは嬉しかった。

 

でも俺はやっぱり同年代の人と映画の話がしたい

そこで、自宅に呼んだ友達に自分の好きな映画を見せる行為。これを高校からよくやってた。

いや、まあ嫌だって言われたら「じゃあやめとくか」ってなって終わるんですけど

やっぱり優しい奴はいて。見てくれる人は見てリアクションとって、俳優を覚えてて、別作品に出てるのを見たときに「あ!」って言ってくれる。

 

高校の頃に俺の家によって週に2回くらいのペースで映画を見てくれたTよ、バンドマンを目指して高校卒業後フリーターになったT。

北海道地震で安否確認したときに最近もドラムとか新しく買ってたことを知れて嬉しかった。

 

大学ではGが毎週一緒に映画を見てくれた。なんかよくわかんない変な感想を言うことが多かったけど、楽しかった

 

おじさんおばさんにゼイリブの話をすると「あれ、くだらないやつねー」みたいな反応だったりするんだけど、TやG、他の同年代の友達にゼイリブを見せると全員が純粋に魅力を感じて楽しむ様子を見せてくれる。逆に斬新だもんね、あの主人公の行動の雑さとか、路上喧嘩シーンの異常さとか。

 

映画文化が全盛期より大分衰退してしまった時代に生まれてしまったけどTやGみたいなやつは俺の身近にいてくれたし、年配の人たちとサッと打ち解けられるし、これはこれでいいのかも知れないなって気もしたりする。

このゼイリブのDVDみたいに最近は当時の名優による吹き替えの入ったソフトもたくさん出てるし、腐る必要ないんだよな。ツイッターもあるし。よし!

 

 

 

記事1つ使って自己暗示をかけてしまった。