平和都市モンゴリアンダイナマイト

映画の感想を1割と自分語り9割なので評価の参考にはなりませんが、読んで欲しい。 致命的ネタバレはしないように気をつけてます

ヘレディタリー/継承(2018)

祖母が亡くなったグラハム家の葬式。「母は秘密主義者で、自分がやっていることをなかなか明かさない人でした」と夫人。そんな祖母に愛されていた娘チャーリーが異常な行動を取り出す

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ホラー映画と言いますと様々なセオリーがありますよね。

例えば良いやつは死なない、良い子供は死なない、敬虔なキリスト信者は悪魔に負けない…

そしてそんなセオリーを打ち壊して視聴者に衝撃と絶望を与える映画もありますよね。有名どころだと聖なる十字架があっけなく敗北するオーメンや仲間のために立ち上がった子供達がジョークのように惨殺されるエルム街シリーズなどなど。

ですが今回のこの作品はそういう”セオリー崩し”無くして視聴者に強烈な衝撃と不快感を叩き込んでくれる、新しくも素晴らしいホラーでした。

ぜひ見て欲しいんですけど、起こる凶事に納得が行く故のやるせなさがラストまで絶望を加速させる快感をぜひ味わってみてください。

 

最近は余暇をすべてプリティーシリーズと包丁無宿の視聴に当てていてブログの更新が途絶えていましたけど、正月でネット環境がない実家にいるので仕方なく暇つぶしに更新します。

 

 

最近は映画館に行くことが増えました。

北海道から就職で東京に4ヶ月、そこから横浜にきて、都会は映画館が沢山あることに感動してわりと3倍くらいの頻度で行くようになってます。

それでも他人から見たら俺は全然映画館に行かない方なんですよね。

理由は主にお金と、あと見てる最中気が散るっていうか。この話を他人にするとよく神経質って言われんですけどね。

 

俺は高校生の頃から映画にハマってDVD買い揃え出して、その時に仲良い友人を家に呼んで映画を週2くらいで見せていました。典型的な面倒系ファッキンナードの行為です。

でもそのよく俺の家に来てくれたやつ、トッシと呼称します。そいつはめちゃくちゃいいやつでオタク気質ゼロでファッションと音楽を愛してるサバサバ系高校生なのに毎回普通に楽しんで見てくれました。ロボコップ3とかカンニングモンキー天中拳を普通に喜んで見てくれました。

トッシはなんかブランドのロゴがついてるだけのユニクロで2000円しなさそうなシャツに2万出したり、大した広くないだろうに自宅の部屋にドラムセット揃えたりと本当に「何で俺と仲良く?」な感じの奴なんですけど、未だに仲良く話せる相手です。3年も顔を見てないタイミングでばったり道で会って、そのままカラオケ行ったりできる奴なのでこれからも関係を大事にしたいなって感じです。

で、一度だけトッシと俺の共通の友人を連れてきて映画を三人で見たことがあったんですけど、そいつがまあ映画視聴中に音を出してスマホでゲームしたりするのでヘイヘイってなったら俺は映画視聴中だけ神経質になるというキャラクターが追加されてしまいました。

 

記憶だとこの頃は高校卒業まで両親離婚して仕方なく始めたバイトに土日は忙殺されていたし奨学金の返済の備えで金銭に気を使わざるを得なくなってて映画館なんてほとんど行かなかったんですよ。

少し行くようになったのは大学行って講義がないフリーな日が出来てくる三年生あたりからかな?バイトもなんか上からの指摘が入ったのか知らんけど8連勤とかが当然じゃなくなり、休みが貰え、家でゴロゴロしたり友達と遊んだりする日が増えて急激にメンタルに余裕ができました。

で、見に行くんですけど、まあ映画中に他人の立てる物音が気になっちゃうんですよね。くしゃみとか咳は生理現象だから全然いいんですよ。スマホの明かりつける人とかはおかしいですよね。もしかして脳みそ無いのかな…心配…。でもこんなふうに思うの俺だけなのかな?

というわけでこの話をバイトの同い年の同僚にするとですね?女性と男性の二人、同年代の二人にしたらですね?「えー時間とか気になるじゃん。見ない?」とか言い出して絶望しちゃうんですよ。俺は頑張って嫌々働いて稼いだ1500円で劇場へ見に行ってるのに(時給換算1.7時間)なんでテメエらがそれをそんなくだらない感情で邪魔できるんだよ。おい、二度と俺の前に姿をあらわすんじゃねえ。

 

というわけで映画館には本当に見たい作品があるときだけ、平日の夜などを選んで行くようにしました。すると年間3本くらいしか劇場で見なくなるんですね。

 

就職すると北海道から東京へ引っ越し、新人研修で数ヶ月新宿勤めになって定期で家から新宿まで無料で遊びに行けるようになりました。新宿は映画館が大小ゴロゴロあって良いですね!といきなりテンションが上がり、試しに仕事帰りに新宿シネマカリテへ映画を見に行ったんですよ。

すると、お、なんか民度高くない?そう、民度が高かったんです。東京は怖いところだと思ってたけど、民度が高かったんですね。

 

というわけでシネマカリテへ行って以来、大したみたいと思ってなかった映画も雑に劇場で見るようになりました。お給料も出てるし!

本当に東京の劇場がここまで快適だと思ってなくて驚いたんですよ。横に歌舞伎町があるのにめっちゃ平和じゃん〜って。

札幌で楽しみにしてたブレードランナー2049見たときはあの退廃的な街を俯瞰するシーンの重低音の中スマホの通知がピロピロ鳴って心の底からため息がでたのに、バルト9で大した気になってなかったけど推し声優が見てたから見に行ったグレイテストショーマンは客の人数クソ多いはずなのにめっちゃ集中して観れたんですよ。

 

そんな感じ、そんな感じです。東京で見る映画、楽しいです。

 

で、横浜に配属になったんですよ。

ヘレディタリー/継承を推し声優が見たがってたから見に行ったんですよ。

 

横浜の映画館マジでクソなんですよね〜!

クソクソ、おいなんだおめえ、中年のくせに上映中スマホ開いてんのか。息子とかいるのか?いないだろうな。せっかく朝10時の客少ない日をわざわざ選んだのにこれはなんだ。

そう、ヘレディタリーはすごい良い映画だったんですけど横の中年男性が朝10時から上映中にスマホを開くんですよね、横浜。あと前の席のおばさんが遅れて入ってきてそこそこでかい音のなる袋をガサガサと開けます横浜。みんな脳みそ消えちゃったのかな…、俺も横浜暮らし長くなるとこの人達みたいに人間じゃなくなっちゃうのかな…。

横浜と上大岡とあとどっか行ったんですけど、全部ダメでした。笑う時にどでかい拍手をする猿のおもちゃみたいな女に横に座られたときとかキツかったです。神奈川にいると少しずつ化け物に変化ちゃうのかな〜やっぱ。

映画は東京ですね。新宿シネマカリテの最前席で見る映画は超快適なのでおススメ!tohoシネマズはマジで周辺ドブ臭いし輩みたいな見た目のも多いからめちゃくちゃ嫌いだけどね!

 

 

ここまで書いて前回の記事と内容がほぼ同じことに気づきました。もしかしたらもうブログ使ってまで言いたいことが無いのかもしれない。