平和都市モンゴリアンダイナマイト

映画の感想を1割と自分語り9割なので評価の参考にはなりませんが、読んで欲しい。 致命的ネタバレはしないように気をつけてます

切腹(1962)

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浪人が生活苦を理由に名のある屋敷へ切腹を申し出ることで、屋敷から切腹を止めるように金や食事があてがわれる事件があった。これを見た浪人たちはこぞって切腹を申し出、金を得る。この流れを断つべく、とある家がついにとある若い浪人に本当に切腹をさせる.

 

久しぶりに映画の話を書きます。なぜなら平和都市モンゴリアンダイナマイトは映画感想ブログなので。なので映画そんなに興味ない人はつまらないです。

これ、「身近に映画好きが居ない映画好きあるある」だと思うんですけど、人に映画をオススメするの勇気いりがち。なぜなら映画好きがオススメする映画は映画好きが楽しいと思える作品であり、日常生活においてモスバーガーに行くくらいの頻度でしか映画に触れない人にはタイトルもよくわからんのをお出ししてしまうから。でも皆優しいから俺が映画好きと知ったら「オススメは?」って書いてくれるんですよね。100%盛り上がらないのに、それしか聞くことがないから聞いてくれるんですよ。や、本当に映画が趣味ってマジで他人からしたらクソどうでもいいですよね。

で、毎回差し障らない回答しなきゃと思ってしどろもどろしてたんですけど、一年前からその手の質問には全て「切腹が面白いから見てください」と答えています。すると相手は「えー白黒じゃん笑」みたいなこと言ってひと笑いしたあと別の話に行きます。これでいいんです。雑に返してるわけじゃなくて本当に切腹は皆に見て欲しい作品に違いないんですよめっちゃ面白いので。でも白黒映画に抵抗あるひと多いんですよね。面白いのにね…。

かくいう自分も白黒時代の映画は最初なかなかとっつきづらかった覚えがあります。でも何でとっつきづらいのか考えたら、まあこれうまく言えないんですけど、多分二次元で抜けない人みたいなもんです多分。

個人的には白黒映画は白黒映画でメリットも強く感じているんですよ。画面の情報量から色がカットされていることで何となく集中しやすかったり、同じ人間が演じている作品なのに非現実性を感じたり(それこそアニメを見ているように)、色がないことで引き起こされる想像力のおかげで男優の顔はさらにカッコよく、女優の顔はさらに可愛く見えたりもします。ほりが深い人の顔とか白黒だとめっちゃかっこいいです。

市民ケーンとかは多分白黒デビューで絶対みちゃいけないんですね。「12人の怒れる男」なんていいじゃないですか。白黒映画は色以前にカメラワークや音楽の使い方が現代ほど成熟していない時代のものなので、特に洋画においてはスピーディーな展開の表現が洗練されていないんですね。しかし表情のアップなんかは素晴らしく映えるのでオススメですオススメ。日本の白黒はチャンバラ映画によってめっちゃアクションが映える写し方を完成させているんで、国によってもまた変わってくるんです。あと白黒のオススメは「ハーヴェイ」っていう巨大な二足歩行のウサギが見える中年の話があって、

 

と、こう、つまんない話しかできないわけですね。平和都市モンゴリアンダイナマイトは自分語りブログですのでこの話は終わりです。

 

そう、彼女ができたんですけど相手が沖縄県出身でした。北海道民なので若干テンションが上乗せで上がりました。

 

追記:相手が浮気してしまって別れました